ゆるまる〜ゆるっとまるっと〜

好きって気持ちでいっぱいです。

We must go on.

音楽は人の心に寄り添う、最も身近な芸術だと思う。

思い出はいつも音楽と共にある。そうじゃない人も勿論居ると思うけど、私の思い出にはいつも「嵐の音楽」が寄り添っていた。

楽しい時も、嬉しい時も、かなしい時も、くるしい時も、いつだって嵐の音楽がそこには流れていた。

だから私は、嵐の音楽を聴く度に色んなことを思い出す。

気合いを入れたい日の朝に聴いたmovin' on

独り切なく泣きたい夜に聴いた素晴らしき世界

地元を離れる機内で聴いた目指した未来へ

初めての都会を歩きながら聴いた復活LOVE

嵐の音楽は、私の思い出を鮮やかに彩ってくれた。

 

The Music Never Ends

12月11日。今日放送されたミュージックステーションで、最後の曲に嵐が選んだのはこの楽曲だった。発売中のアルバムからの選曲。その前までに披露していたメドレーはシングルカットされた楽曲で構成されていたのに、ここでファンへ向けた楽曲を選んでくる嵐が、私の大好きな嵐で嬉しかった。と同時に、寂しくもあった。

数々のレギュラー番組が最終回に向けて色んな企画を用意しているのを見ると、期待と落胆が同時に押し寄せてくる。2020年の終わりが刻一刻と近づいてきてるのは十分承知している。少しでもその現実から目を逸らしたくて、カウントダウンするような真似は一切してこなかった。それでも時間は静かに進んでいく。見えないカウントダウンが、私の中でずっと続いていた。それに気づかない振りをするのが、ずっとくるしかった。

A・RA・SHIを見る度に、あと何回なんだろう、って無意識的に数えてしまう。潤くんが、大好きな4人と、楽しそうに笑い合いながら、A・RA・SHIを歌えるのは、果たしてあと何回なんだろう。このC&Rを私が歌えるのは、あと何回なんだろう。そんな事ばかり気にして、勝手にくるしくなっていた。

あなたの胸の奥で 今日も歌い続ける

願いを言葉に乗せて 僕らを繋ぐ真心(こ)の場所で

歌い続ける

嵐のことを想うあまりに生まれる「くるしさ」を晴らしてくれるのは絶対嵐だ。思い返せば今までもずっとそうだった。活動休止を発表した直後も、あらゆるプランが水の泡になった時も。不安でいっぱいになる度に、嵐がその不安を必ず払拭してくれた。

勝手にくるしくなっていた私に、嵐が差し出した答えは至ってシンプルなものだった。

嵐の音楽は2020年以降も終わらない、ということ。

嵐が"嵐"として5人で活動をすることは休止される。新しい楽曲が生まれることも暫くは無い。しかし、これまでに生み出された音楽が消えることは、今後一生無いのだ。

私が嵐を好きでいて、嵐の音楽を聴き続ける限り、そこに"嵐"は存在し続ける。

" Play the song " どこまででも

喜び 悲しみ 全てに寄り添いながら

導かれるよう口ずさむ

The music never ends

 

2021年以降も続く私の旅路を、変わらず彩ってほしい。これから生まれる沢山の思い出に、変わらず寄り添ってほしい。

 

「ファンの皆さんに届いたら、と思います」

歌唱前のこの潤くんの言葉も含めて、今日のミュージックステーションも忘れられない大切な思い出になった。瞳を潤ませながらも、画面の向こうにいる私たちファンに向けて、想いを届けてくれた5人が、今は愛おしくて仕方ない。

2020年12月31日まで、あと20日。忘れられない思い出を、これからも沢山作ろうね。

 

We must go on

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