ただの田中樹好きって早口言葉みたいじゃない?まさにラップをこなす田中樹にぴったりじゃないの〜と思うくらい、今、田中樹にメロメロしている。今なら田中樹への熱烈ラブコールでゲレンデふたつ溶かせる。
私、去年の夏に推し増ししたんですよ。7 MEN 侍の矢花黎くんです。本当はもっとちゃんとご報告したくて、そのご報告ブログとかも書いてたんですけどね。もう何でも良いです。ここはサラッと流しちゃってください。今重要なのは、田中樹の話です。
よく思い出せば、今から約3年前も田中樹にメロメロしていて、小6ぶりに少クラリアタイ視聴に励んだり、音楽番組出演の情報を追ったり、1人で映画少年たちを観に行ったりしてたんですよ。で、それをブログに残したりもしてて。
summer-j-time.hatenadiary.com
(マジで意味が分からなかった少年たち)
このように、田中樹への入口は十分に開けていて、あとは1歩を踏み出すだけ、な状態だったんですよ。
とはいえ、さっきも書きましたが、私は去年の夏に推し増しをしているので、「収入は減ったのに支出は増えた」という典型的にダメなオタクになりつつあって、今年はきちんと貯金しようと、そしてミニマリストも目指そうと、そう決意して2021年を迎えたわけであります。きちんと貯金も言いづらいね。まさに田中樹だね。(形容詞扱いすな)
しかしながら、供給の前のオタクの決意というものは風の前の塵に等しく、2021年が始まって5日後にはSixTONESの配信ライブを楽しく見ておりました。これ、無駄遣いじゃねーから。私、推しの光で生きてるから。つまりは光熱費だから。
online.johnnys-net.jp
これがまあ〜面白かったんだわ。配信公演の強みを生かしたカメラワークとステージング、それと見事に融合した6人のパフォーマンス。SixTONESが持つ唯一無二の洒落た世界観にどっぷり浸かれて、めちゃくちゃ楽しかった。とにかくカッコ良かった。
特筆すべきは田中樹の髪色。アイコンとも呼べるピンク髪から一転、シルバーになってたんですよ。
私はこれで田中樹に堕ちました❗(なんのキャッチコピーやねん)
私、普段派手髪やってる人の落ち着いた髪色に弱い。シルバーが落ち着いてるのかと言われると微妙なラインですけど、ピンクの田中樹に比べたらずっと大人っぽくて、めっちゃイケ度増してて、私の胸の高鳴りが尋常じゃなくて。 マジでビックリしちゃったなー。最初照明の当たり具合から黒髪だと思って心臓止まったもん。違うと気づいて即蘇生した。危なかった。
んで、これがSixTONES初のフルアルバム1STを引っさげたツアーの生配信だった事を知り、1枚くらいは買ってみようかなあ、という気持ちになり。
👼髪色シルバーの田中樹、死ぬほどかっこよかったから良いんじゃない?
😈ダメダメ、今年はミニマリストになるって決めたじゃん、3月にはジャニーズJr.×Mステの円盤も届くし、2023年には潤くんが大河主演で色んな出費があるんだから、推してるわけでもないグループのアルバムなんか買うんじゃないよ。
👼じゃあせめて1ヶ月くらい待ってみる?
ということで、1ヶ月待った結果がこれです。⬇
おめー、マジでミニマリスト目指す気あるか???????
なんで1枚のつもりのアルバムが3枚あるんだよ!!同じアルバムを3枚買うなんて嵐のJaponismぶりじゃねーか!!!!
電話で予約したら「え?3枚ですか?」って何度も聞き返されたのが懐かしいわ。
まんまとSixTONESの策略にハマりました。原石盤と名付けられた初回盤AにはJr時代から歌い継がれてる名曲が、音色盤と名付けられた初回盤Bには個性的なユニット曲が、通常盤にはYouTubeでバズったうやむやがそれぞれ収録されてるんですねー。
こんなん全部買っちゃうじゃんか!!!!!!
買わないという判断が下せなかった!!!!!!
オタクの決意はSixTONESの勢いにあっさり吹き飛ばされてしまいました!!!!!!(と書いたけど、実際は店舗の売り場で1時間くらい悩みました。)
いやー、田中樹恐るべし。これ全部田中樹が髪色をシルバーにした結果ですからね。ダークブルーの意見を押し退けてシルバーにした田中樹、よくやった。多分だけど、ダークブルーでも無事メロってた気がするわ。
というわけで、前置きがメチャクチャ長くなりましたが、1STを3形態購入致しましたので今から共通収録されている10曲をなんちゃってレビューしていきたいと思います。再度お伝えしておきますが、音楽通でも無ければ、スト担でも田中樹のオタクでもない、ただの田中樹好きがお届け致しますので、どうかお手柔らかに。
SixTONES "1ST" digeST movie
SixTONES - “1ST”メンバーによる全曲解説 - Album introduction
1.ST
静かなイントロから割り込んでくるギター、シャウトと共に楽曲の世界が一気に広がるイメージ。初めてのフルアルバムの1曲目がこれなの、とてもエネルギッシュで強いなあって思う。SixTONESの根底にはロックがある。多くの人が抱いている「ジャニーズ楽曲」の概念とは一線を画している。この楽曲から感じられるパワーは彼らの若さ故なのか、はたまた今までに積み重ねてきた過去による自信からなのか。
描いたはずの景色は? 愛することの覚悟は?
冷めない熱を確かに感じて今始まった
終わりはまだまだ遥か先の方だ
こんなに力強い歌詞を、昂る感情のまま、叫ぶように歌い上げるSixTONESのポテンシャルの高さ、マジ侮れない。歌詞の世界観さながらの、強い決意の表れを感じる。ラップ詞に散りばめられたSTの文字が目を引いて、この楽曲が持つ意味をさらに提示しているような気もする。
為すべきを為せ i do what i say, i do what i say
ここに大志を抱け
世界を廻せ believe in my self, believe in my self
雨垂れ石を穿て
激しくてアツいステージパフォーマンスに見慣れてしまっていたので、クールにラップをこなすCD音源の田中樹が新鮮でした。雨垂れ石を穿ての田中樹、バリかっこいいから。
2.NAVIGATOR
あ〜〜〜〜〜!!!私の好きなやつ!!!!!!テレビで見た時から好きでした!!!
SixTONESらしいJ-ROCKを基盤に、軽やかで華のあるストリングスが疾走感をもたらしてダンスチューンに仕上がってる。あとこれ、日本語と英語の境目が見当たらない。歌詞を目で追いながら楽曲を聴くのが難しい。ひとつの音としてハイスピードで耳の中に流れ込んでくる感じ。それが心地良いですんけど絶対カラオケで歌えない。えー、これめちゃくちゃ好きなのにぃー。
Where do you long to be?
Wanna go now? Wanna be free?
の歌い出しから無理。ピアノの音階が上がったり下がったりするみたいな、不協和音とは違うんだけど、不安定で歌いづらい音階が難しい。これを毎回毎回歌ってる京本大我すげえ。ウェデロットゥビーワナゴナワナビフリ〜〜〜〜(無理)
あとこの楽曲で超好きなのは
疲れた迷い子のシンパシー (Hey you)
の京本大我です。音程細かいはずなのによく伸びやかに歌えるよね〜〜〜〜〜すげえ〜〜〜〜〜〜!!!!
で、田中樹のラップに着目するなら
退きな、間抜けに黙ってればこのまま抜け出せない
の韻を踏むタイミングでの高音の上がり方がメーーーチャクチャ好きでした。これはもう多分癖。
3.Special Order
イントロめちゃくちゃ異国やん。かと思えば、クラップ音で煽られて思わず身体を揺らしたくなる。そしてサビでぶち込まれるマシンガンのような細かいキック音。通称:どこでもクラブに変えちゃうソング。公演でのパフォーマンス見たけど、何故か私の右手がつりそうになった。荒々しさと妖艶さが入り交じった振り付け、とてもSixTONESだった。
ちなみにこの楽曲でも田中樹による流暢な歌い回しが映えてるのよ。
限界は so break down down 邪魔するヤツ bang bang bang
さすがにカッコよすぎてハート撃ち抜かれた。
4.NEW ERA
ジャニーズ×和楽器は裏切らないよね。中村倫也×ラブコメくらい裏切らない。前曲の勢いはそのままに、ノリの良いテンポが続く。馴染みのあるJ-ROCKに近い。イントロの重厚な始まりから疾走感ある1番2番を終え、ピアノのメロウなテンポで一旦抑えられた盛り上がりが最後の大サビで爆発するっていうように、この楽曲は全体を通してドラマチックな展開をしてて、そこも私は超好き。1番と2番の間にある田中樹のラップも、メロウなパートを締める松村北斗の力強い歌い方も、大サビ前のギターも、全てが伏線のように繋がっていて壮大な物語をみているような気持ちになる。あとサビのベースがカッコイイので最新の推し矢花黎にやってもらいたい。最新の推し矢花黎くんはベースを弾いています。
矢花はさておき、森本慎太郎の
I wanna I wanna I wanna say no...
ってところ、オタク皆好きだと思う。もちろん私は好き。
とはいえ、私はただの田中樹好きなので結局今回もラップを褒め褒めしちゃうんだけど、
I don't care It's my way
We gotta do this can't be late
Get it, get it always Get it, get it now, hey!
I don't care It's my way
We gotta do this can't be late
This is SixTONES!
の徐々にボルテージ上げていって最後のThis is SixTONESでオトす感じが、モーめっちゃカッコイイ。丑年なので「モー」と表記してみました。(いらん小ボケをかますな)
CD音源でも十分カッコイイんだけど、生の、気合い入ったパフォーマンスの田中樹がめっちゃカッコイイって世界中の女の子が気づいたら私、モー困っちゃう🐮💦(だからいらんて)
5.Curtain Call
寂しげなメロディと松村北斗の儚く消えてしまいそうな高音が相まって、ジャニーズにありがちな悲恋系ソングかな〜と思えば、サビが南国特有のゆったりとしたテンポで、穏やかさすら感じられるメロディに変わるのが面白い。トロピカルハウスって呼ぶらしい。森本慎太郎のソロにありそう。今までが激しいロックやEDMが続いたので、また違ったSixTONESの一面が見れて良い。私はこういう曲が好きです。SixTONESだったらYou&I*1とかも似たような感じで好き。あと田中樹のChewing gum / Throwing upの歌い方がめちゃくちゃ好き。これで樹じゃなかったら謝る。ごめん。でも樹だと思う。
6.Dance All Night
THE D-MOTION / KAT-TUNが好きな私、優勝。イントロから好き。もう分かる。ガチガチのEDMきた。しかもボーカルにエフェクトかかりまくってるタイプのやつ。もう分かる。これ私の好きなやつやん。
配信公演の2曲目(構成上実質ステージ上でパフォーマンスするのは1曲目にあたる)で披露してて、なんてオープニングアクトに相応しい楽曲なんだろう、と思っていたので、アルバムを通して聴いた時に真ん中に来るのが意外だった。ここでサングラスかけた田中樹(髪色シルバー)を見て卒倒したので、非常に思い出深い楽曲ですね。振り付けもSixTONESアレンジのDモを彷彿とさせるようなロボットダンスでアガった。
演出の話をすると、イントロかかってスライドアップで登場した6人を囲むレーザーが、最初小刻みに揺れてるんだけど、曲が一瞬止まった後は綺麗に静止して滑らかに動き出すのね、それと同じタイミングで6人が動き出すのよ。それがまさに「夢の時間の始まり」を表現してたな〜っていうのを覚えてる。ロボットダンスにある身体を止めて揺らす仕草をレーザーでも表してたのかな。ステージングと6人が一体になって、これから魅せてくれるであろう世界に期待を膨らませた瞬間だった。それから最後の6分割ね。すぐ樹見たわ。樹を見つけて判断するのが早かった。これは鱗滝さんにも認めて貰えると思うわ。
7.S.I.X
Dance All Nightが配信公演でオープニングに選ばれてただけあって、アルバムがここで少しニュアンスチェンジした感覚になった。3形態通して同様に収録されている楽曲は10曲なので、M6のDance All Nightからは後半戦ということになる。なるほど納得。前半4曲の疾走感あるロックをM5のCurtain Callで落ち着かせ、続くDance All Nightからはノリの良いEDMでSixTONESの世界観へさらに誘うような構成。SixTONESの新たな魅力と遭遇しているような気分。ジェシーと田中樹の煽りが超絶かっこよくて手を叩いてしまう。配信公演ではこの楽曲が始まる前に会場が巨大なクラブと化し、馬鹿デカい照明が天井から降りてきてメインステージとセンターステージを繋ぐ通路になってビックリしました。その通路を闊歩してくるチャラカッコイイSixTONES兄さん、最高に痺れました。特に田中樹。毎秒カッコよかった。ただ英語詞を歌わせるとやっぱりジェシーがバシッとキメてくるので強い。
Yeah this is what I'm talking about I love this vibe
We'll be back for show
Haha we out
SixTONESが世界を廻す日はそう遠くないだろうな。
8.Coffee & Cream
ウワ、歌い出し田中樹じゃん、優勝。(単細胞)
部屋で過ごすことが多くなった去年、私がよく聴いてたlo-fi hiphopっぽい。チル系。歌い出しが田中樹じゃなくても好きな部類。跳ね上がるようなピアノの音が心地好い。お日様の光で目が覚めた日に聴きたいね。
優しくかき混ぜて
の松村北斗があまりに優しくて私がHoneyの如く溶けそうだった。
まあ、私を1番溶かしたのは
Waiting for your morning kiss baby
で可愛くオネダリしてた田中樹なんですけどね。王道カメラアピールに弱い。チャラカッコイイだけじゃないのかよ田中樹。そんなアイドルみたいなことも出来るのかよ田中樹。
9.Imitation Rain
2020年、あれだけ聴いていたのにフルサイズを聴いたのはこれが初めてだった。私のイメージは、デビュー曲とは思えないほど重厚感のある難しい楽曲、という感じだったんだけど、フルサイズで聴くと想像よりもずっと軽いタッチで、ピアノの音がめちゃくちゃ綺麗で、神々しさすら感じられる楽曲だったので驚いた。
音楽番組各位、5分16秒をSixTONESにくれませんか。テレビサイズじゃ伝わらない神聖さがある。もっと多くの人が惹かれるに違いない。静かに響く樹の低音ラップから、ジェシー・京本大我の美しく煌めいた歌声が続いて、あのテレビでよく見た6人の歌割りに流れる。
勿体無いとこをカットしてるよテレビサイズ!!
この京ジェが1番美味しいところじゃないの?!
「作詞作曲YOSHIKI」がよく話題に上ってたけど、真骨頂はテレビで放送されない2番以降じゃないの?!
確かに、この楽曲を制作したYOSHIKIさんは凄いと思う。これをデビュー前のSixTONESに突きつけたYOSHIKIさん何者?とも思う。でも、この楽曲を引っさげて、日本の音楽界に堂々とデビューしたSixTONESはもっと何者?って気持ちになった。凄い。
SixTONES、凄い。感想が、この一言に尽きる。
色んなジャンルの楽曲が収録されてるので、初めてのフルアルバムで挑戦的な姿勢を見せたところにカッコ良さを感じたけど、まさかアルバムを通して聞いてデビュー曲で1番感動するとは思わなかった。ところで2番の歌い出し誰なの?めちゃくちゃ綺麗な歌声で本当に素敵だった。いつかフルサイズの披露をこの目で、この耳で受け止められる日が来ますように。
10.Lifetime
神々しいエネルギーで満ち溢れてるデビュー曲、Imitation Rainの美しいピアノアウトロから膨らむように始まる、これまた壮大なバラード。前半は1人ずつが歌い紡ぐスタイルなので、ただの田中樹好きでも声の聞き分けがしやすくて有難い。不思議な温かみがある髙地優吾の歌声がマッチしてた。
時の旋律に
の歌い方が好きだった。ロック、ハウス、EDM、Lo-fiと多様な世界を魅せてくれたアルバムの〆に相応しい楽曲。
SixTONESのメインボーカルは京本大我とジェシーだと思っていたんだけど、ひとりひとり歌唱力が備わっているのでさらに驚き。振りも揃えられる人達だし、表現力もある。これで2020年デビューなのが、もう本当に信じられなくて、言葉を選ばずに書いて良いなら「エグい」の3文字になる。これでまだまだ成長過程なの、こわいな。SixTONESの魅力は、底を尽きることが無さそうで。
このアルバム、内容が濃密すぎて10曲以上のカロリーを消費する。無事に完走出来たけど既にお腹いっぱい。
だけど、手元には原石盤の5曲と、音色盤の3曲、それに通常盤の3曲も残っているんだからこれは有難い。しばらくの間は田中樹に困らなくて済む。しばらくの間は田中樹にメロメロ出来る。気が向いたら残りの11曲も書こうかな。どうせ聴くんだし。
最後に。
私がoneSTを観ようと思ったきっかけは、最新の推しこと矢花黎(7 MEN 侍)がバックに着くんじゃないか、とスト担の友人に囁かれたことでしたが、決め手になったのは、名も知らぬスト担からの
ジュリタナカがピンク髪ではないかもしれないので見なさい
でした。
この一言でここまで発展したので、この場を借りて深く感謝致します。大変お世話になりました。ありがとうございました。